子どものお箸の先端が折れ、買い換えることになり、この機会に前から気になっていたお箸の塗装について調べました。日本で販売されているお箸の主な素材は、木製、樹脂、プラスチックになりますが、今回は木材で作られたお箸についての記事になります。
この記事は以下の人におすすめです
・自分へのご褒美に良質なお箸が欲しい
・大切な人に高級なお箸を送りたい
・木製で漆100% のお箸を探している
・木製のお箸の塗料の安全性について知りたい
木製お箸の塗装の種類
日本で市販されているお箸の塗料は、主にどのようなものが使われているのでしょうか?
合成塗料(ウレタン・アクリル・ポリエステル ・エポキシ)
お箸の塗料によく使われるウレタン塗料、エポキシ系塗料、アクリル系塗料、ポリエステル系塗料などほぼ全て原油から合成された合成化学塗料です。安全といわれるウレタン塗装の正式名は「ポリウレタン樹脂」で、自然界に存在せず化学反応によって生み出されたものです。
漆塗り
漆は天然素材です。漆の木より採れる樹液から作られた塗料を器などに塗る仕上げ技術。日本では縄文時代から漆の活用が確認されている。
無塗装
塗装をしない製品。カビが生えやすいのが難点。
買ってはいけないお箸の塗装とは
食品に直接接触する食器類は、食品衛生法による規格基準を順守した安全性が確保されたものを販売しなくてはいけません。また、輸入の食器類も同じで人の健康を損なう恐れがある食器類は輸入できません。
どんな塗料を使っていてもお箸は1年以上使っていると塗装が少しづつ剥げてきます。もし剥がれたものが体内に混入したとしても、特に吸収されずに体外に排出されるとされています。。。
とはいえ、やはり合成塗料は少し気持ちが悪い、無塗装でカビが発生するのが心配という方には、漆塗りのお箸がおすすめです。
漆塗りのお箸について
なんと漆100%のお箸を販売している所はほとんどありません。パッケージに「漆塗り」と記載があっても、原材料を見ると、「ウレタン塗装」などと書かれいるお箸がたくさんあります。表面塗装が持ち手がウレタン塗装で、直接口があたる部分のみ漆塗りのケースや、合成塗料と混合したもの、または、最後に1回だけ漆の上塗りをしたものなどが含まれます。
合成塗料に1滴でも漆を混ぜると「漆」と表示できることになっているので漆100%と謳っているお箸以外は合成塗料が混ざっている可能性が高いです。
おすすめ 漆100%のお箸専門店「兵左衛門」
天然漆100%を10~20回と重ね塗りして1年以上かけて作られたお箸を販売しているお店をご紹介します。若狭塗箸の産地、福井県小浜の漆塗り職人上がりのメーカー、漆100%のお箸専門店「兵左衛門」(ひょうざえもん)です。
兵左衛門のさまざまなお箸をご紹介
兵左衛門は、「お箸は食べ物です。」をポリシーに、100%天然の漆しか使わない、安心・安全なお箸を作り続けています。
漆100%のお箸は高級で手が届きにくいイメージがありますが、持ち手はウレタン加工で口に入る部分に漆100%を使っているお箸はお求めやすい価格で販売しています。兵左衛門では、名前入れや食洗機可能なお箸、また1cm刻みで全12サイズのサイズ箸など、多種多様な商品がございます。用途に合わせたおすすめ商品をご紹介します。
結婚祝い、長寿祝い、夫婦箸セットなどのギフト
お箸のギフトは「架け橋・橋渡し」などの意味があり縁起がいいことで知られています。「幸せの橋渡し」、お箸は2本で1組なのでどちらが欠けても使うことができないことから夫婦を連想してペア箸・夫婦箸が結婚祝いのプレゼントとして選ばれています。
長寿のお祝いのプレゼントにも「新たな活力につながる」ことを意味したお箸が選ばれます。
矯正箸
手に合わせて箸にくぼみがあり、無理なく正しい位置でお箸が持てるように設計されています。強制しない矯正お箸。子供よりも大人で買い求める人が多いそうです。
けずり箸
兵左衛門が究極の使いやすさと持ちやすさを追求したお箸。99.9%の人の手に馴染むことを目指したお箸だそうです。
【新宿伊勢丹の兵左衛門に行った時の話】
矯正箸は店舗になく、けずり箸をおすすめされました。こちらも持ちやすい設計=正しい位置でお箸が持てるようになっていくそうです。矯正箸だと上と下でくぼみの位置が違うので、小さな子供や矯正したい意識が低い人に不向きです。自然に正しい位置でお箸を持ちたい方はけずり箸をおすすめします。
携帯箸
携帯できるマイ箸セット。高価な「八四郎」(はしろう)の他、ポケットに入るコンパクトタイプのポケバシの取り扱いもございます。
特製桐箱ギフト
桐箱に入ったお箸のギフトです。名入れやメッセージ彫刻が可能で、大切なひとの大切な日に送りたいスペシャルなセット。
「兵左衛門」のお箸はどこで買える?
ウレタン・アクリル・エポキシ塗装などの合成塗料を使用しているお箸でも日本の安全基準を満たしているので問題はない。それでも、口に入るお箸の塗料が気になる人は、漆100%のお箸を製造しているのは「兵左衛門」でお箸を購入することをおすすめします。
兵左衛門は全国の百貨店等で取り扱いがあります。
>>全国の兵左衛門取り扱い店一覧
以上、漆100%の安全なお箸「兵左衛門」についてでした。
安全な食器ブランドについてはこちらの記事をご覧ください。
安全なフライパン・鍋の「グリーンパン」についてはこちらの記事をご覧ください。
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