40代50代のシミ|種類の見分け方と皮膚科の目安、コンシーラーで隠すコツ

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日焼け止めのチューブ、コンシーラー、手鏡、スポンジが並んだドレッサー
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40代を過ぎて、頬や目の下のシミが急に気になってきた。ファンデーションを重ねるほど、かえって厚塗りに見えてしまう。そんな悩みはありませんか。

最初にお伝えしたいのは、化粧品でシミを「消す」ことはできないということです。そのうえで、できることは3つあります。

  1. シミの種類を知り、気になるものは皮膚科に相談する
  2. 日焼け止めと美白の医薬部外品で、これ以上できるのを防ぐ
  3. 下地とコンシーラーで、今あるシミを目立たなくする
目次
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シミにはいくつか種類がある

日光性黒子(老人性色素斑)の現れ方のイラスト

ひとことで「シミ」といっても、できる場所や形でいくつかに分かれます。製薬会社の第一三共ヘルスケアや、医療情報サイトのMSDマニュアルでは、主に次のように説明されています。

種類よくできる場所・見た目特徴
日光黒子(老人性色素斑)顔・手の甲など日に当たる所。平らな卵形で、黄褐色〜茶色もっとも多いタイプ。中年期以降に出て、年齢とともに増える
肝斑(かんぱん)頬骨のあたり・額・口のまわりに左右対称。目のまわりにはできない輪郭がぼんやりした薄い茶色。30〜40代に多く、女性ホルモンとの関わりが指摘されている
そばかす鼻のまわりに細かく散らばる体質(家族に多い)による
炎症後色素沈着ニキビ・かぶれなどのあと炎症のあとに色が残る

自分のシミがどれに当たるかは、見た目だけでは判断しにくいことがあります。特に日光黒子も左右に似た形で出ることがあるため、肝斑との区別は難しいとされています。

肝斑と40代50代の関係

肝斑の現れ方のイラスト(頬骨のあたりに左右対称に出る)

第一三共ヘルスケアによると、肝斑は30〜40代に多く、50代後半ごろまで見られることが多いそうです。60代以降はほとんど新しくできず、薄くなることが知られている、とも書かれています。

また、過度なマッサージなど肌への刺激で悪化することがあるとされています。シミが気になって、ついこすってしまう人は気をつけたいところです。

皮膚科に相談したいシミのチェックリスト

手鏡で頬のシミを確かめる40代女性のイラスト

シミに見えるものの中には、皮膚の病気が隠れていることもあります。日本皮膚科学会の「皮膚科Q&A」では、ほくろやシミのうち、次の4つのうち2つ以上に当てはまるものは皮膚科専門医の受診をすすめています。

  • 形が左右対称でない
  • 境界(ふち)がギザギザしている
  • 色むらがあり、濃い所と薄い所が混じっている
  • 直径が6mm以上ある

このほかにも、次のようなときは自己判断せず、皮膚科で相談しましょう。

  • 色が黒っぽく、盛り上がっている
  • 急に大きくなった、形や色が変わってきた
  • 肝斑なのか、ほかのシミなのか分からない
  • 見た目が気になって、治療の方法を知りたい

MSDマニュアルでは、日光黒子は良性で、見た目が気になる場合は凍結療法やレーザー治療で取り除ける、と説明されています。どの治療が合うかは、シミの種類と肌の状態で変わります。治療を考えるなら、まず皮膚科で診てもらうのが近道です。

私もいくつかの皮膚科でシミを相談しましたが、先生によって言うことが違うこともあります。セカンドオピニオンも視野に入れて自分が納得する施術方法を見つけましょう。

肝斑の飲み薬は「薬剤師に相談」してから

ドラッグストアには、肝斑の飲み薬(トラネキサム酸を含む第1類医薬品)も売られています。例えば「トランシーノEX」の使用上の注意には、次のような人は使う前に医師・薬剤師に相談するよう書かれています(2026年10月11日確認)。

  • 55歳以上の人
  • 血栓症のおそれがある人(ホルモン補充療法や経口避妊薬を使っている人を含む)
  • 治療中の人、妊娠・授乳中の人

更年期の治療でホルモン補充療法を受けている人は、特に注意が必要です。また、「肝斑かどうか分かりにくいとき」「黒ずんで盛り上がったシミ」は皮膚科医に相談するよう案内されています。

これ以上増やさないために:日焼け止めと美白の医薬部外品

紫外線UVAとUVBが肌に届く深さの違いを示した図

日焼け止めは「量」と「塗り直し」

日本皮膚科学会によると、紫外線を長く浴び続けることで起こる「光老化」は、シミの原因のひとつで、予防できるものです。

日焼け止めは、SPFやPAの数字より塗る量が大切だとされています。

ポイント皮膚科Q&Aの説明
量顔全体で真珠の玉2個分くらい。少ないと効果はほぼ半分に
塗り直し3時間に1回くらいが確実
塗り忘れやすい所首、うなじ、耳たぶ、手の甲など
数字の選び方高すぎるSPFにこだわるより、場面に合ったものをきちんと塗る

SPFは主にUVB(日焼けで赤くなる紫外線)、PAはUVA(肌の奥まで届く紫外線)を防ぐ目安です。いまはPA++++まで表示された商品があります。

日焼け止め下地の選び方は、次の記事でくわしくまとめています。

美白の医薬部外品は「防ぐ」ためのもの

「美白」とうたうスキンケアのうち、医薬部外品(薬用化粧品)は、国が認めた範囲で「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」という効能を表示できます。

ここで大事なのは、表示できる効能は「防ぐ」までということ。今あるシミを消したり、薄くしたりするものではありません。選ぶときは次の点を見ます。

  • パッケージに「医薬部外品」「薬用」の表示があるか
  • 「有効成分」の欄に何が書いてあるか(トラネキサム酸、ビタミンC誘導体など、商品によって違います)
  • 毎日続けやすい形(化粧水・美容液・クリーム)か

ビタミンC誘導体の種類や使い方は、次の記事で整理しています。

今あるシミは「下地+コンシーラー」で目立たなくする

メイクアップアーティストの化け子さんのYouTubeで紹介されていた方法を試したところ、化粧下地とコンシーラーだけで、濃いシミも目立たなくなって感動しました。以前はシミを隠そうと、いろいろ塗り重ねていました。でも今思えば、それがかえって老けた印象のメイクになっていたと思います。

手順は4ステップ

  1. スキンケアと日焼け止めで肌を整える
  2. 化粧下地は、いったん手のひらで薄くのばしてから顔になじませる。いきなり顔にのせないので、ムラになりにくい
  3. コンシーラーの前にチークを入れる。あとからチークをのせると、せっかくのコンシーラーがよれやすい
  4. コンシーラーは少量だけ。容器の中で筆をしごいて薄く取り、小さめの平筆で、シミの上をポンポンと軽くたたくようになじませる。こすらない

ファンデーションは使いません。シミの部分だけをカバーするので、顔全体が厚塗りにならないのがこの方法のよいところです。

コンシーラーの色選び

  • 基本は、自分の肌の色に近い色を選ぶ
  • 迷ったら、ドラッグストアやコスメ売り場のテスターで、手の甲ではなくあごのラインなど顔に近い所で試す

私が使っていたのは、ザセムのチップコンシーラー「1.75 ミドルベージュ」。「1.5 ナチュラルベージュ」より少し暗めの色を、濃いシミに合わせて選んでいました。

40代以降に紹介したいシミ対策(2026年10月11日確認)

商品種類2026年10月の状況
ナンバーズイン 3番 ノーファンデ陶器肌トーンアップクリーム 50mlトーンアップ下地販売中。2,310円(税込)、SPF50+・PA++++(@cosme掲載情報)
ザセム カバーパーフェクション チップコンシーラーリキッドコンシーラー楽天のザセム公式ショップに掲載。1.5・1.75 ほか多数の色
PAUL & JOE ポール&ジョー プロテクティング プライマーUV下地「プロテクティング プライマー」(SPF50+・PA++++、30mL 4,070円)として新しくなっています

メイク全体の手順は、次の記事もあわせてどうぞ。

まとめ:「消す」ではなく、見分けて・防いで・カバーする

  • シミには種類がある。気になる形・色・大きさのものは皮膚科へ(4項目のうち2つ以上は受診の目安)
  • 肝斑の飲み薬は医薬品。55歳以上やホルモン補充療法中の人は、使う前に医師・薬剤師に相談
  • 日焼け止めは量(真珠2個分)と3時間ごとの塗り直し。美白の医薬部外品は「防ぐ」ためのもの
  • 今あるシミは、下地を薄く、チークを先に、コンシーラーは少量をポンポンで目立たなくできる

参考(2026年10月11日確認)

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