みんな子育て楽しんでますか?
私の子育てを振り返ると、正直6割楽しくて残りの4割は苦痛でした。
今回は、幼少期と思春期の子育ての苦悩と子供の行動を変える鍵となった本をご紹介します。
子育てが4割ほど苦痛の理由
赤ん坊〜3歳は、大変な事も多いですが120%楽しんでいました。
しかし、4歳を迎える頃から子供が暴れることが多々あり、ほとほと手を焼いていました。
どんな風に手を焼いていたかを簡単に説明しましょう。
4歳の頃から始まった手に負えない子
癇癪(かんしゃく)がとても強い。
自分の思い通りにならないと、金切り声をあげ、叩いてきたり、私の洋服をひっぱりまわしました。
それがエスカレートすると、かみつく、つばをはく、私の大事なものを壊す行動を起こしました。
(例:PCを投げる、洋服に油性マジックを書く など)
しかも、このような地獄絵が1時間以上も続きました。
さらに、それが2週間毎日続いた頃には、私はもう生きる屍となります。
※うちの子の特徴は外では暴れたことはなく家庭内暴力のみでした
5歳の頃 〜発達障害のチェック〜
癇癪が続くようになり、インターネットで解決法を探ったり、本を読みあさったりしましたが、とうとう発達障害センターに相談しにいくことにしました。そして、言語チェックなど検査してもらってでた結果はこちら
「ただの扱いが難しいお子さまです。」
・・・・・・。
その後、子供の扱い方を親がトレーニングしましょう。ってことで毎月1回、私だけの面談となりました。
その際に教えて頂いた本が子供の行動を変える鍵となったので、後ほどご紹介します。
小学校低学年 〜WISC(ウィスク)検査のチェック〜
基本的に学校は好きではないが行かない選択肢はなく、仕方なく通っていました。
小学校2年生、担任の先生と合わなくてチック症を発症(首)
小学3年生、担任の先生のおかげで楽しく通えた。友達とのトラブルが増えたので、WISC(ウィスク)検査のチェックを受けたが大きな凸凹もなく、至って普通の結果だった。
小学校高学年 〜情緒の通級クラスへ〜
小学4年生、担任の先生のおかげで楽しく通えた。情緒の通級クラス(週1回2時間)に通って調子が良かった。
小学5年生、コロナのため通級クラス終了。担任の先生は良かったが、クラスメイトに馴染めず、3学期最後の1ヶ月間は登校拒否に。
小学6年生、担任の先生と合わず、登校拒否に。学校に通わないのが普通になってきた。
中学生 〜思春期〜
思春期で手に負えない感じに。中学校は友達から仲間はずれにされたことをきっかけに登校拒否に。さらに勉強が遅れついていけないことが原因で学校に行かない。気が向いた時には学校に行くが、家ではゲームかスマホしか触らない人に。外のストレスを発散するように親に八つ当たりが多く、時には家庭内暴力も。
幼少期の問題行動を換える鍵となった本
子育ての問題は子どもの年齢ととも違った問題が発生しますが、こちらは幼少期の問題行動の時に読んで役に立ちましたが、幅広い年齢層に役立つ内容でした。
読んで学べるADHDのペアレントトレーニング
お気に入り度 ★★★★★
この本は、アメリカで生まれたペアレントトレーニングプログラムを日本語訳したものです。日本語版のタイトルにはADHDとありますが、英語名は「Win the Whining War & Other Skirmishes – A Family Peace Plan – 」となっていてADHDの文字はありません。まえがきにも「実際はADHDの子供をもつ親のために書かれたわけではありません。」とあります。
この本は、子供と必要のない争いを少なくしたい人全員におすすめできます。
この本をオススメするポイント
- 各章を読むのに数分しかかからない
- すぐに実践できる
- 褒める事を学び習慣できる
- 怒鳴るのではなく無視する方法を学べる
- よりよい行動のためのチャートの作り方
- 制限の設け方と指示の出し方
- 罰の与え方
- 問題行動に対する具体的な対処例がある
この本を実践しすぐに、癇癪の頻度は少なくなり、起きたとしても長引くことがなくなりました。
その後、かみつく、つばをはく、大事な物を壊すという、最悪な問題行動が一度もでなくなったのです、たった一度も。もちろん難しい子なのは変わりありませんが、私に対する直接的な暴力は一切なくなったのです。
そして、数ヶ月後に私の面談は必要性がなくなり終了となりました。
この本だけで全て解決できるとは思っていません。
なにより継続するのは難しく、本の通りにしてもうまく行かないこともありました。
ただし、一つ言える事は、
この本が、子供の行動を変える鍵となった事は間違えないのです。
その後、いろんな機関に行って相談しましたが、どこでも言うことはこちらの本に書いてあること同じでした。
思春期の問題行動を換える鍵となった本
思春期は大変です。体も大きく、言葉使いも悪く、暴力もふるいます。DV夫と同じで、家庭内暴力の後に謝罪し、また家庭内暴力を繰り返します。声かけをすればうざがり、声をかけないとほっとかれたと文句を言い、親としては、反応せずにじっと耐えるのみの生活です。そんな時に、心穏やかに暮らせる手助けになったいくつかの書籍を紹介します。
思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33
著者の土井 高徳さんはおかえり基金理事長(土井ホーム代表)、学術博士で、土井ホームは家庭や児童福祉施設で「養育困難」とされた子どもたちとともに一つ屋根の下で暮らされています。なんと40年間に150人の子どもたちを社会へ送り出したそうです。こちらの本は、思春期の問題行動への効果的な対応を実際の事例とともにたくさん紹介されています。薄いので数時間あれば読めてしまいます。
5つの問題行動別「手に負えない思春期の子」への関わり方
こちらも同じ著者土井 高徳さんの書籍。「思春期の子に、本当に手を焼いたときの処方箋33」より、厚く読み応えがあります。より思春期の問題行動の事例が載っていてじっくり読む時間がある方はこちらをお勧めします。優しい言葉で具体的なエピソードで交え、かつ理論的に書かれているのでとても読みやすいです。これを読み終わった頃には心が軽くなっているでしょう。どちらの本も「愛を持って子どもを育てるとはどういうことか。」がベースに話が進み、心が暖かくなり良書。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
特に思春期の子どもに関しての内容ではございませんが、どの年齢にも役立つベストセラー書籍。反応しないのが一番なのはわかっていても、それを実践するのはとても難しいです。こちらの本を読んで「反応しない」を習慣化させましょう。子どもの問題行動にいちいち反応し状況を悪化させていたのは自分だったのかと気付かされます。
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