今年で8歳になる娘が一人います。
今はかなり落ち着いてきましたが、8年間の子育てを振り返ると、正直6割楽しくて残りの4割は苦痛でした。
今回は、幼少期の子育ての苦悩と子供の行動を変える鍵となった本をご紹介します。
子育てが4割ほど苦痛の理由
赤ん坊〜3歳は、大変な事も多いですが120%楽しんでいました。
しかし、4歳を迎える頃から子供が暴れることが多々あり、ほとほと手を焼いていました。
どんな風に手を焼いていたかを簡単に説明しましょう。
4歳の頃から始まった手に負えない子
癇癪(かんしゃく)がとても強い。
自分の思い通りにならないと、金切り声をあげ、叩いてきたり、私の洋服をひっぱりまわしました。
それがエスカレートすると、かみつく、つばをはく、私の大事なものを壊す行動を起こしました。
(例:PCを投げる、洋服に油性マジックを書く など)
しかも、このような地獄絵が1時間以上も続きました。
さらに、それが2週間毎日続いた頃には、私はもう生きる屍となります。
※うちの子の特徴は外では暴れたことはなく家庭内暴力のみでした
5歳の頃 〜発達障害のチェック〜
癇癪が続くようになり、インターネットで解決法を探ったり、本を読みあさったりしましたが、とうとう発達障害センターに相談しにいくことにしました。そして、言語チェックなど検査してもらってでた結果はこちら
「ただの扱いが難しいお子さまです。」
・・・・・・チーン。
その後、子供の扱い方を親がトレーニングしましょう。ってことで毎月1回、私だけの面談となりました。
その際に教えて頂いた本が子供の行動を変える鍵となったので、ご紹介します。
子供の行動を換える鍵となった本:読んで学べるADHDのペアレントトレーニング
お気に入り度 ★★★★★
この本は、アメリカで生まれたペアレントトレーニングプログラムを日本語訳したものです。日本語版のタイトルにはADHDとありますが、英語名は「Win the Whining War & Other Skirmishes - A Family Peace Plan - 」となっていてADHDの文字はありません。まえがきにも「実際はADHDの子供をもつ親のために書かれたわけではありません。」とあります。
この本は、子供との揉め事を少なくしたい人全員におすすめできます。
オススメするポイント
- 各章を読むのに数分しかかからない
- すぐに実践できる
- 褒める事を学び習慣できる
- 怒鳴るのではなく無視する方法を学べる
- よりよい行動のためのチャートの作り方
- 制限の設け方と指示の出し方
- 罰の与え方
- 問題行動に対する具体的な対処例がある
この本を実践しすぐに、癇癪の頻度は少なくなり、起きたとしても長引くことがなくなりました。
その後、かみつく、つばをはく、大事な物を壊すという、最悪な問題行動が一度もでなくなったのです、たった一度も。もちろん難しい子なのは変わりありませんが、私に対する直接的な暴力は一切なくなったのです。
そして、数ヶ月後に私の面談は必要性がなくなり終了となりました。
この本だけで全て解決できるとは思っていません。
なにより継続するのは難しく、本通りにしてもうまく行かないこともありました。
ただし、一つ言える事は、
この本が、子供の行動を変える鍵となった事は間違えないのです。
その後、年齢とともに別の問題が発生しましたが、それについては、また次回書きます。